AIに仕事を奪われるのか?

ロスジェネ世代の叫び

ブラック企業・パワハラなんてキーワードが世間に浸透したのはここ数年。
私らロスジェネ世代が直撃していた20世紀にはまだまだ全く世間に理解されなかった言葉だった。

とにかく企業が社員を「駒」「モノ」と見るのは当たり前。
自分達がカネを払ってお前らを養ってやっているんだ、という意識だからだ。
私の在籍していたある会社は「社員は自分の給料の5倍売り上げて初めて給料をもらえる権利がある!」と声高に言っていた。

正直、能力ある人間にとっては「は?俺が会社を支えてやってるんだぜ?」と不満を持ち、転職(デューダ(死語))する。
無能な人間にとっては「ま~、その・・・でもそれって労働者の権利やん!文句あっか・・・」と如何にも後ろめたそうに権利だけを情けなく主張する。
アナタはどちらだろう?
私・・・?私はもちろん・・・・

ビジネスの原点に立ち戻ろう。(おぃ、誤魔化すなよ?)
そもそも、従業員を「養ってやっている」という観点は、「役に立たない奴にただカネを払ってやっているだけ」という意識。
定時間、会社にいるだけで銭は入ってくる。

サラリーマンは「時間を会社に売る商売」だと巷で言われている。
確かに休んだら有休申請をしないとカネは入ってこない。
それどころかマイナス評価が付き、何度も理由なき欠勤をすると、会社に居れなくなってしまう。

逆に言えば、だ。
会社に行っていれば、一応は‟OK”なのだ。
行ったあと、何もしていなければもちろんNGだが、とりあえず行けばOK。

そういう風潮がいつからできたのであろうか。

在宅ビジネスなんて言葉もネットが普及した10数年前から‟SOHO”というキーワードで耳に入ってきたが、まだまだ一般的ではない。

ただ出勤してきただけでOK、来なかったらNG、なんて常識は、スマホが普及して完全にオンラインが一人一台の時代になったらもう化石化しているかもしれない。何故、SOHOが一般的じゃなかったか、というとまだまだガラケー時代だったからだ。
ガラケーだとメールはするが、WEBはしない(コストが高すぎる)人は多かった。

今は違う。Wifi設備も網羅されてる。もう一人一台オンラインの時代なのだ。

第一次産業、第二次産業はそりゃ人力じゃないと出来ない。
だが、日本という国はモノづくりの技術を自ら外国に売り飛ばしてしまい、今もそれを加速しようとしている。
資源がない日本が、モノづくりの技術を手放してしまっているのだ。

私なんぞ、手先は不器用だし、運動神経もダメ。
モノづくりの技術なんてさっぱりなのだ。
だから工場のアルバイトなんてさっぱり面白くなかったし、3Kと呼ばれていた時代だったから見下していた。

しかし製造業が無ければ、モノが作れない。便利なものは、全て製造業で成り立っている。
そんな当たり前のことですら、20代の私は根本を理解できてなかったのだ。

AIが人間の仕事を奪おうとしている。もうその時代はそこまで来ている。
AIに仕事を奪われた人間はどんな仕事をして食って行けばいいのか。

その答えは、国は出してくれてない。
最終的にはこうなるだろうか?
AIがAIにサービスをし、AIの為にAIがひたすら働く。

あれ?人間どこへ行っちゃったの?とAIに聞くと、

「21世紀に人間様が我々AIに全部仕事を任せてくれたんですよ。で、残った人間はお金持ちのおじいちゃんばかりになっちゃった。若い人はみんな、AIに仕事奪われて死んでしまってました。元々少子高齢化だったんというのに、さらに生殖能力ない、カネだけ持ってる資本家のおじいちゃんばかりが生き残っちゃって・・・。気づいたら、人間という生き物はみんないなくなっていました」

(じゃあAIに質問してる奴、人間じゃなかったら何モノなんだよ!という突っ込みは受け付けません)

だが、こんな考えはまだ私がAIというものを理解していない戯言である。
「スキマ産業」が必ず発生し、AIでは出来ないというかコストがかかりすぎる部分を人間が補う。
それは意外や意外、単純作業というのだ。

むしろ私は小説や漫画、映画、ドラマなどの創作分野だと思っていた。
AIは人間の感情を揺さぶるという部分をどこまで理解し、表現できるか。
昭和の昔からAIはロボットという形でその部分が最大の弱点だとみなされ、描かれてきた。

人間に流れる熱い感情、心。その部分をAIが理解できる日がくるのだろうか。
もし、来たとしたら、人生相談もまたAIの仕事になろう。

「すみません、あなたたちAIに仕事を奪われてしまったんですが、私はどうすれば生きていけるのでしょうか」

「そうですか。我々AIでは割に合わない仕事はまだまだあります。それではあなたのデーターを読み取りしましょう。うん、これならこういう業務はいかがでしょう。この業務を行っている会社は●●産業、●×興業ですよ」

つまり、人生相談が会社紹介業務まで補ってやってくれる時代が来るということなのかもしれない。

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