ロスジェネのアラフィフ、恐怖の高血圧!

ロスジェネ世代の叫び

私は現在、失業中である。
明日、ある製造業の大手メーカーに期間従業員として入社する予定なのだ。

内閣府が3月末に公表した、40~64歳の「ひきこもり中高年者」の数が推計約61万3000人であるという衝撃のデーター。
私は独り暮らしをしているが、モロその世代だし、ただ単に家賃を払って独り暮らししているだけで基本、「ひきこもり中高年者」になっていたのも同然だった。

男は女性に比べて人付き合いが下手なのが多い。
私なんぞ談笑して仲良くなることまでは出来るが、一旦退社などでその人と違う環境になってしまったら付き合いが途切れてしまう。
つまり「知り合い以上友達未満」の関係である。

そして私はこのブログでもわかるように、非常に怠慢な野郎である。
この行動力に欠けている性格は、マメに連絡したり気遣いをしたりと対極に位置している。

10年前、リーマンショックによって私は正社員の座を追われ、荒野に放り出された。
その時、私は旅が大好きだったので、無職になった途端、それまで貯めこんだ貯金を崩してはしょっちゅう車中泊旅を繰り返していた。

行動しているからひきこもりじゃないだろう、と思われる向きもあるかもしれないが、私の場合一人旅なので、正直紙一重だ。
アウトドア的ひきこもり、とでも言おうか。

自由がないサラリーマンが大勢いる。どうせその座を追われたのなら、せめて自由ぐらいは手に入れないとフェアじゃないだろう、というのが私の考えだった。
だから、カネはないが生活できるぐらいは貯めていたので、それを旅に使ったのだ。

「普通の人生」を送る資格が剥奪された代わりに、つかの間の自由旅を満喫したのである。

しかし、昨年から今年にかけての❝無職期間❞は何か違っていた。
それまでの自由を謳歌する期間ではなく、とてつもなく寂しさと人恋しさに襲われていたのである。
私が最も恐れていた魔の気持ちだ。ちょっとした鬱的な感じとなり、自分が世間から完全に隔離されているような感覚を痛切に覚えた。

そうなると酒に溺れてしまうのが私である。
焼酎を煽りながら、youtubeにGメン75の動画を編集してアップしながら、あたかもそれが仕事で収入を生み出すかの錯覚すら感じていた。

そんな毎日を送っていた私は、いつの間にか76㎏のデブになっていた。(172㎝)
「でへへ♪腹見てみろ!」
と余裕でたまに会う友人におどけてみせていたが、現実はそんなくだらねぇジョークを言っている場合ではなかったのだ。

ずっとひきこもていると、自分に甘い人はどんどんストイック感性がマヒしてくる。
私は10年前は自転車で30㎞ぐらいの移動は喜んでしていたし、筋トレも欠かさなかった。まぁ別に特別自慢にも何にもならないことだが、今の私と比べると恐ろしくストイックだった。

その重要な要素がごっそり抜け落ちていたのだ。

その原因としては、期間工としての中途半端な期間限定での安定、そして特に頭や知恵を使って折衝したりマネージメントする必要もない作業の繰り返し。
気にするのは作業と人間関係。
やれ、班長がこういうお菓子が好きだから買わなきゃ、とか、そんなことばかり気にしていた。
あとは可愛い女の子のケツを追いかけていたオッサンであった。

自分の立場が非正規社員で不安定なことも契約期間中は頭から抜け落ちていることも多かった。
まして自分はアラフィフのオッサンである。若者たちに交じって馬鹿話していると、自分が若くて安定した立場じゃないかと錯覚してしまう愚かさが時としてあったのだ。
余りにも痛い。

元々、意志が弱くコツコツと努力できない腑抜けものの私は更に腑抜けになっていたのだ!

そして今、私は高血圧に悩んでいる。
入社日が決定しているのなら、それに合わせて健康診断対策も当然すべきなのに、他の悩み事ばかり追いかけてそちらに頭が回らなかった。

血圧は上が131、下が82である。
これが一番最低の数字。あがり症の私は、一気に数値が高騰してしまうことも多々あり、かなり血の気が引いた。

独り者の私の人生に楽しみを与えてくれた酒。これを断つということはかなりショッキングなのである。
よって私は、数日前からアルコールと塩分を徹底的に制限することにした。
自分の身体をぶっ壊してしまったら、元も子もない。

昨日は納豆とリンゴとシメジだけ喰い、健康ランドでサウナと半身浴で4時間もたっぷり汗を流してきた。
サウナで熱した身体を水風呂に飛び込ませる。
飯を食っていないヘナヘナのメタボは、それだけで体力を一気に奪われる。
お陰で今朝、微熱が出てしまったのである。

そして運命の明日。
直前に急に喚いて悪あがきをする愚かな私に母は「あんた、子供みたいね!もう腹括りなさい!」と叱った。
47歳になろうとするパニックになりオロオロするオッサンを叱る70代の母。何という情けない光景であろうか!

私はやることはやった。一夜漬けで。
後は明日、どうやって玉砕したショックを癒そうかということだ。

やはり明日は飲んでしまうのだろうな・・・。
では!

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